恋の短編集
きれいな顔をした男の子がいた。

きれいだなぁ〜。羨ましい…
と思いながら
ずっと、男の子の顔を見ていると
その子もこっちを向いて、
目が合った気がした…

え…?今、目が合ったよね?

そう思った瞬間

男の子は見たくもないものを
見てしまったというような顔をして、
すぐにそっぽを向いた。

え!?え!?
なんで、目を逸らしたの?

1度気になると、スッキリするまで
諦められない性分の私は
毎日のように男の子の病室に入った。
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