恋の短編集
「ね、ねぇ。大丈夫?」
「はっ?どこが大丈夫にみえるわけ?」
「心配してるんだから、
優しい言葉とか選べないの?」
「うるさいな。
ほぼ死んでるお前に何がわかる」

それを言った男の子は、ハッとした
顔になり、こっちを見てきた。

「わ、わりー。」
「そんなん平気だよ。」
「平気じゃねーだろ。」
「平気…へい… ポロッ」

今まで、どんなことがあっても出なかった
涙がポロポロと出てきた…

「あ、あれ?なんでだろ(笑)」
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