恋の短編集
残りの半年間は、自分のために生きた。

男の子と話したり、今まで行きたかった
場所に行ってみたり。

そして、残り3日となった時、
男の子と喋っている時にふいに口から
「私、君が好き」と出てしまった。

その言葉を聞いた男の子は、
動揺していた。
そして、聞かなかったみたいに
別の話をし始めた。

わかってたはずなのに…涙が出てきた…
私はほぼ死んでるんだから。
触れることさえ出来ないのに…

でも、半分スッキリした。
もう、これで思うことは無くなったから。
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