月曜日、約束の場所で
「初めて麦を見たとき、こんなに綺麗な人がいるのかと思いました。机に真剣に向かう麦は、僕が今まで出会ってきた女性の中で、一番美しかった」
……心臓が耐えられない。
こんなにストレートに言われると、本当に無理。
だけど、嬉しいな。
「そんな麦の中に僕の存在が少しでもあったと思うと、嬉しくてどうにかなってしまいそうです」
「それは私のほう……」
いや、待って!
私、なにを言いかけた……!?
……なんて、手遅れか。
「思いが通じ合うというのは、こんなに嬉しいものなのですね」
リアムの笑顔が、本当に眩しいのですが。
ていうか、初対面のイメージと違うんだけど?
……もしかして緊張してたとか?
うん、十分にありえる。
「それで、麦。僕の恋人になってくれませんか?」
ここで言いますか!?