俺様王子とふたりきりの教室~甘くてキケンな1ヶ月♡
「後から見たって、なんも変わんねえぞ?」
「そうだけど~、安心したいの!!」
最後の科目はなんとわたしの一番苦手な英語だった。
それも終えて、わたしたちは最終テストをすべてやり遂げた。
だけどわたしはスペルが合っているか不安で、今英語の教科書を見て確認しているところ。
洸の言っているとおり今見たって答案用紙が変化するわけじゃないけれど、
確認しないと気が休まらない!
「...うん!!合ってる!!これなら60越えてると思う!!」
わたしはほっと胸を撫で下ろした。
そんなわたしを見て洸はふっと笑った。
「当たり前だろ?俺が教えてやったんだから」
なんて、俺様王子、降臨。
だけど...
ほんとにほんとに、洸のおかげだ。