青春×売人
「違うの…… アンタ今高校生よね?」

「あ、はい!高校2年です」

「そう…… 」

後ろにいる男は焦りを隠し切れずにとうとう
俺にナイフを向けて走って来た

「こんな狭い路地でナイフなんか向けんなァ!」

見事な蹴りだった、美しく上がったその足は
まるで蝶が舞うが如くいい眺めだった、そして
蝶の足は、すぐに蜂に変わった……
顎に的中。

「リサちゃん何するんだよ、そのガキ始末しない
と、ケツモチがキレんぞ」
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