先輩の彼女
ゴフッ

隆斗先輩は飲んでいたコーヒーでむせた

「え?俺じゃないよ?」

「ウソ…」

え?だって先輩は…

「ともちゃん、何か勘違いしてるよね?幸の彼氏は俺の兄貴だよ」

淡々と話す先輩

兄貴?

隆斗先輩のお兄さん?

え…だって入学したとき…

仲良いですよね…って言ったら、ずっと一緒だったから…
お互い言葉なんて無くても分かるくらい…

って言ってたから…

それにいつも一緒に居たし…


あれ?


彼氏って意味じゃないの?


あたしの勘違い?


「ともちゃん、一人で混乱しないで?」

隆斗先輩の声でハッと気付いた

「え?だって…」

「俺らは幼なじみだし、楽だから一緒に居るけど、お互い誰にもカレカノとは言ってないはずだよ?」

あり得ないしっと隆斗先輩は笑う
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