先輩の彼女
「先輩?」
いつもとは明らかに違う…
「彼氏…?」
「え?」
予想もしなかった言葉に思わず固まってしまった
「そうなの…?ねぇ…?」
「え…あ…」
それだけ言うと先輩は俯いた
…
…
何をどこから言えば良いのか悩みつつも一つずつ話そうと思った
「えっと…まず、遊園地では勝手に居なくなりごめんなさい。あと心配かけてしまったみたいですみませんでした」
あたしは先輩と向き合う形を取り頭を下げた
「色々考えたくて、ここを離れたくて…さっきの人の家に居ました」
ゆっくりとあげた先輩の顔は見たことが無いくらい曇っていた
「…彼は、あたしの母方の従兄弟です。小さい頃から兄として慕ってきた人です」
「えっ?」
今度は少し驚いたような表情になる
「色々考えたくて…1人になりたかったハズなのに昔からの癖は抜けなくて結局甘えてしまいました…」
ただただ、あたしの我が儘を許し、甘やかし背中を押してくれた那智兄…
「大切な人だけど先輩が思ってるような関係では無いです」
それだけは伝えたかった
那智兄は大切だし、家族みたいに大好きだけど…
恋とは違う
一緒にいてドキドキしたりもっと相手を知りたくなったり離れたくないって思う相手は他の誰でもない先輩だから…
いつもとは明らかに違う…
「彼氏…?」
「え?」
予想もしなかった言葉に思わず固まってしまった
「そうなの…?ねぇ…?」
「え…あ…」
それだけ言うと先輩は俯いた
…
…
何をどこから言えば良いのか悩みつつも一つずつ話そうと思った
「えっと…まず、遊園地では勝手に居なくなりごめんなさい。あと心配かけてしまったみたいですみませんでした」
あたしは先輩と向き合う形を取り頭を下げた
「色々考えたくて、ここを離れたくて…さっきの人の家に居ました」
ゆっくりとあげた先輩の顔は見たことが無いくらい曇っていた
「…彼は、あたしの母方の従兄弟です。小さい頃から兄として慕ってきた人です」
「えっ?」
今度は少し驚いたような表情になる
「色々考えたくて…1人になりたかったハズなのに昔からの癖は抜けなくて結局甘えてしまいました…」
ただただ、あたしの我が儘を許し、甘やかし背中を押してくれた那智兄…
「大切な人だけど先輩が思ってるような関係では無いです」
それだけは伝えたかった
那智兄は大切だし、家族みたいに大好きだけど…
恋とは違う
一緒にいてドキドキしたりもっと相手を知りたくなったり離れたくないって思う相手は他の誰でもない先輩だから…