先輩の彼女
ちゃんと言葉にしようとすると難しくて…

あたしは自分の思いを伝えていない

『好き』の一言がいざとなると見付からない

簡単で難しい…

ベッドに寝そべりいつも考える

ハァ…

出てくるのはため息ばかり

モヤモヤした気持ちは一向に晴れることが無い

「なんでっ…大切って言って貰えただけで良かったじゃない…」

クッションをギュッと握りしめポツリと呟いた

付き合ってる訳でもない、ただ仲の良い後輩ってだけなのに…

もっと…

もっと…

って欲張りになってしまう

先輩が好き…

誰よりも大好き…
< 36 / 99 >

この作品をシェア

pagetop