先輩の彼女
先輩と迎える2度目の朝

「ん…」

あたしは前と同じように先輩の腕の中に居た

前と違うのは寂しさなんてどこにもなくて嬉しいような恥ずかしいような…
そんな気持ちと、感じたことのない幸せを感じた…

隣にある優しい寝顔と暖かい腕…

自分とは違う胸の音が心地いい

離れなくて良いんだ…

一緒に居て良いんだよね…

確かめるように先輩の胸にすり寄った

先輩の熱に…香に安心しあたしは目を閉じた

「うん…」

先輩の声にもう一度目を開ける

「先輩?」

「ともちゃん…」

寝ぼけているのか、顔を見合わせ微笑むと先輩は目を閉じ寝息を立てた

もう少し…

幸せ感じていても良いよね?

温もり独り占めでも良いよね?

そしてあたしもまたそっと目を閉じた
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