先輩の彼女
それから隆斗先輩に会えたのは、一週間も後だった

上手く笑える?

大丈夫?

うん…

平気

ちゃんと話さなきゃね

これからの事



「連絡出来なくてごめんね」

申し訳なさそうに眉をひそめる

「大丈夫ですよ。お仕事の研修とか大変ですね」

嘘。。。

ホントは『会いたかった』『寂しかった』って言いたいの

でもそれを言ったら先輩は困るよね

何もしてあげられない

だから…

困らすことだけはしたくないの

「参ったよ。こんなに忙しいなんてね…ともちゃんに会えないし…」

“ともちゃん不足”そう言って抱きしめてくれた腕が暖かくて嬉しくて…でも…ちょっと切なかった…

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