先輩の彼女
2月の半ば
先輩の地方勤務はほぼ確定になった
お互いこれからのことをまだ口に出せずに居た
会うと会えなかった時を埋めるかのように求め合い次の朝にはまた忙しい1日の始まり…
今日は久しぶりに外で待ち合わせ
先輩が食事に誘ってくれたのだ
会える時間が待ち遠しくて早く待ち合わせ場所に着いてしまった
携帯を見つめながら先輩を待つ
「あれ?灯じゃん」
知ってる声に顔を上げた
「あ…健だ。どうしたの?」
健とはあれからちゃんと話をした
諦めないと言われてしまったものの今では友達のような関係
同じ授業の時にはグループ同士、話もするようになった
「俺は買い物。灯は?」
持っていた紙袋を軽く持ち上げた
「あたしは待ち合わせ」
時計を見るともうすぐ約束の時間
「ちぇっ。彼氏かよっ。まぁ、楽しんで来いよ」
そう言ってヒラヒラと手を振り歩いていってしまった
「ともちゃん!」
健の背中を見送ってると後ろから声をかけられた
「先輩!お疲れ様です」
思わず笑顔がこぼれる
会いたかった人がそこにいる
それだけでこんなにも幸せなんだ…
先輩の地方勤務はほぼ確定になった
お互いこれからのことをまだ口に出せずに居た
会うと会えなかった時を埋めるかのように求め合い次の朝にはまた忙しい1日の始まり…
今日は久しぶりに外で待ち合わせ
先輩が食事に誘ってくれたのだ
会える時間が待ち遠しくて早く待ち合わせ場所に着いてしまった
携帯を見つめながら先輩を待つ
「あれ?灯じゃん」
知ってる声に顔を上げた
「あ…健だ。どうしたの?」
健とはあれからちゃんと話をした
諦めないと言われてしまったものの今では友達のような関係
同じ授業の時にはグループ同士、話もするようになった
「俺は買い物。灯は?」
持っていた紙袋を軽く持ち上げた
「あたしは待ち合わせ」
時計を見るともうすぐ約束の時間
「ちぇっ。彼氏かよっ。まぁ、楽しんで来いよ」
そう言ってヒラヒラと手を振り歩いていってしまった
「ともちゃん!」
健の背中を見送ってると後ろから声をかけられた
「先輩!お疲れ様です」
思わず笑顔がこぼれる
会いたかった人がそこにいる
それだけでこんなにも幸せなんだ…