先輩の彼女
それからあたしの携帯が鳴り止まなくなったのは言うまでもない…

だけどあたしはその電話には出ることが出来なかった…

別れを止めて欲しい半面

信じて待つ事の出来ない自分がいるから…

矛盾の涙が溢れて止まらなかった



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―先輩へ―

先輩と過ごした2年間…

彼女になれた半年間…

あたしはとっても幸せでした

幸せ過ぎて怖くなりました

離れてしまうこと…

先輩はこれからのこと何も話してくれませんでしたね

何も変わらないと思ったから?

でも…

不安でした

あたしはちゃんと先輩の彼女でしたか?

あたしは必要でしたか?

ちゃんと愛されてたよね?

抱き締めてくれた腕の温もりに嘘は無いよね…

ごめんね…

先輩…

ごめんなさい…

あたし、先輩を待っていられない…

離れたらきっと、

きっと壊れちゃう

逃げてばかりでごめんなさい

幸せでした

大好きでした

だから…

二人が笑っていられるうちに

バイバイ

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