先輩の彼女
先輩と一緒に歩いて行くと決めて毎日が一気に慌ただしくなった

先輩のご両親へのご挨拶

ママや幸乃先輩、那智兄への報告

先輩のご両親は厳しくも優しい方だった

この年で家庭を作ることや子供を育てる厳しさ

そう言ったことを淡々と話して聞かせてくれた

それでも反対するのでは無く最後には『いつでも頼ってきなさい』っと優しい言葉を掛けてくれた

反対されることを覚悟していたから力が抜け涙が溢れた

那智兄にも先輩が会いたいと言ったので、清華ちゃんと時間を取って貰い会いに行った

不機嫌そうな那智兄の顔を始めて見た気がして何だか可笑しかった…

一発殴らせろ!なんて言うのを清華ちゃんと必死で止めた

でもぶっきらぼうに『灯を頼む』って言った那智兄に抱きついて泣いた

清華ちゃんはと言うと…『灯に先越された~』…なんて言ってた
那智兄はそれを聞いて複雑そうな顔してたね

幸乃先輩はと言うと…

少し怒ってた…色々勝手に決めちゃったしね

でもね先輩泣いてくれたんだ『良かった…おめでとう』って…

いつか…先輩と親戚になる日が来るのかな?

ね?

優斗さんっ

そしてママにも報告と挨拶

やっぱりママは何も言わない

すべてが分かっていたかのように微笑むだけだった

あたしはママの元で子供を産もうと思ってる

ママにも先輩のお母さんにも教えて貰わないといけないことが沢山あるからね

なによりも安心して産むことが出来そうだから…
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