追放の堕天使
「ハイハイ」

「ごめんね、もっと早く言えばよかったかも」

「別にレイが責任を感じることはなか。悪いんは、一日五食食べるミツじゃき」

「うるせぇよ! ほら、とっとと行くぜ!」

無駄口を叩くメツの頭をはたき、塔から出ていく二人。

「…………え?」

それは一瞬だった。窓から外を見ていたライは思わず声をあげた。
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