追放の堕天使
レイとライは二手に別れ、天使たちと戦っていた。

「どんだけ倒してもキリがないっスね……」

「そうだね。でも、もし攻撃の手を休めたら、神に加勢する。それは避けたい」

「分かってます、よっ!」

天使を横一文字に切りつけつつ、ライは攻撃を続けた。

「それが、お前たちの決断か?」

天使の一人がそう呟いた。

その顔に見覚えがある気がして、けれどライは躊躇いを打ち消すように、その天使を切り捨てた。
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