愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
首をひねるようにして振り向けば、色香を強く漂わせる灰青色の瞳と視線が交わった。
照れくさくて、目を開けてはいられない。
すぐに瞼を閉じたら、唇の上に吐息がかかり、それから温かくて柔らかな感触が……。
上唇と下唇をついばむように口づけられて、私がわずかに唇を開いたら、そこから彼の舌先が押し開くように中へと侵入してきた。
お互いの体温が溶け合うようで、交わる舌が心地いい。
うっとりと夢心地にさせられて、緊張が徐々にほぐれていく……と思ったら、私の鼓動が跳ね、驚いて目を開けた。
唇を離して、「き、桐島さん!?」と問いかける。
彼の右手が私のパジャマのボタンを、三つ目まで外しているのに気づいたからだ。
その手を握るようにして止めると、上擦る声で慌てて確認する。
「あの、“ゆっくり”と言ってましたよね?」
昼間の彼は確か、一本気さんにこう話していた。
『有紀子はとても純情で、私は無理をさせることのないよう、ゆっくりと恋愛を進めるつもりなんだ』
照れくさくて、目を開けてはいられない。
すぐに瞼を閉じたら、唇の上に吐息がかかり、それから温かくて柔らかな感触が……。
上唇と下唇をついばむように口づけられて、私がわずかに唇を開いたら、そこから彼の舌先が押し開くように中へと侵入してきた。
お互いの体温が溶け合うようで、交わる舌が心地いい。
うっとりと夢心地にさせられて、緊張が徐々にほぐれていく……と思ったら、私の鼓動が跳ね、驚いて目を開けた。
唇を離して、「き、桐島さん!?」と問いかける。
彼の右手が私のパジャマのボタンを、三つ目まで外しているのに気づいたからだ。
その手を握るようにして止めると、上擦る声で慌てて確認する。
「あの、“ゆっくり”と言ってましたよね?」
昼間の彼は確か、一本気さんにこう話していた。
『有紀子はとても純情で、私は無理をさせることのないよう、ゆっくりと恋愛を進めるつもりなんだ』