残念系お嬢様の日常
「私になにかあれば仲間がこのことを公にしますからね。間違っても闇討ちなどをなさらないように」
暗殺が強いのでここ重要。
なにかあったら雨宮から流れるからね!
「おもしろいことを考えるのね。心配しなくとも私は貴方に対してはなにかをするつもりはないわよ」
「終業式の日、私の名前を使って中等部の子を利用したのは雅様ではないの?」
「終業式の日? 私には心当たりはありませんわ」
つまりはプールの件とは雅様は無関係。
やっぱり中等部の子たちを動かしていたのは雅様ではない。雅様の後ろにいた人物の可能性が高い。
「けれど、一木先生に私の写真を撮るように指示したでしょう」
「ああ、あれは例の情報提供者に頼まれたのよ。真莉亜様と浅海奏が接触しているところを一木先生に撮らせてくれってね」