残念系お嬢様の日常
***


朝食を食べる私の横で優雅に紅茶を飲んでいる蒼。

休日も早起きできるなんて蒼は何時に寝ているのかしら。

金曜日の夜の夜更かしは鉄板でしょう!?




「……どうしたの?」

私の視線を感じたのか、眉根を寄せた蒼。

困り顔をしても、綺麗ね。美男子だ。


本人は自覚ないみたいだけど、蒼って女子から人気あるのよね。


少し影のある線の細い文学少年って感じで一部の女子のハートを射止めるらしい。




「蒼、変な女の子に引っかかっちゃダメよ」





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