梅雨の始まりと紫陽花が咲いてる中雨音の奏でたﾗﾌﾟｿﾃﾞｨー

(進哉へ
あなたに巡り会えて本当に良かった、二人で辛いことも一緒に乗りこえていきたかった....。離ればなれになるのは悲しいけれど、前を向いて互いに笑っていられるようにいたい。あなたにはありがとうの気持ちでいっぱいだよ。そばにいられるようにと願ったけれど、叶わなかったから幸せを祈っているよ....。)


進哉-(ありがとう、陽菜。勇気もらったから、前を向いて生きてくよ。もらったメッセージ大事にするから。お礼のメールしようかな....。)


(陽菜へ
帰ってからもらったメッセージ読んだよ、凄く心がこもっていて嬉しかったからありがとう。)


久子の車の中-。


久子-「陽菜、後少しで見つからないなら相談するつもりだったのよ。」


陽菜-「母さん、いきなりいなくなってごめんなさい....。二人きりで過ごしたかったの。」


久子-「わかったわ、でも二度とこんな事しないでね。心配するから。」


陽菜- 「はい、母さん。これからは、二度としないように気をつけてくよ。」


久子-「聞いていい？、進哉さんのご両親反対だったのね？。」


陽菜-「そうみたい、詳しくはわからないけれど進哉から反対されてると、聞いたの。」


久子-「そうなの、反対されたのは事情あるからかもしれないわ。」