気づいたら漫画の中にいるなんて
笑愛「私に価値ができたんですよ


サヴァン症候群は皆さん知っての通り不思議な力を持っているんですが、その力は人によって違います


普通は1つの力のみが浮き彫りになるんです


だから他は他人と同じ程度にしか持っていない



でも私だけが違ったんです


計算能力も、暗算力も、身体能力も、全てにおいて浮き彫りになってしまったんです



みんなはひとつずつしか持っていない能力が私だけは全て持ってしまったんです



だからこそ私は1番初めに誰かの目に泊まる前に実験してしまおう


それが研究所の最初の判断だったんですが、見つかっちゃったんですよね



どっかの犯罪組織に


全てにおいて桁外れに優れているなら暗殺に関しても優れているはずだ、という謎の理論が繰り広げられ私はそこに売り飛ばされることになってたみたいです」




まぁ、私もこれは今知ったんだけど...




ゆきこ「それ、どこで知ったの?」



笑愛「あぁ、聞きますか?


さっきから私ずっと片耳だけイヤホンつけてましたよね?


盗聴してたんですよ



昨日逃げる際に揉み合ったのでついでにその人に盗聴器をつけちゃいました


その盗聴器から先程声が聞こえてきて今知ったんですよね


まだ話しておられるので聞いてもいいですよ?


なんならスピーカーにでもしますか?」



みんなが頷いたのでスピーカーにした


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