大関くんの背中は暑かった。
プロローグ


✴︎・.☆.・.7月7日



「おんぎゃぁあ…おんぎゃぁあ…」


2740グラムの女の子。


「この子は姫織よ。いい名でしょう?」

「あぁ、とってもいい名だ。」

「……あなたっ…この子を、姫織を頼みますっ……っ…。」

「安心して眠りなさい。恵…」


この日この場にいた誰もが思っただろう、とても元気な女の子が産まれたと。






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