譲葉君とは住む世界がちがってるはず

クラスの譲葉君。

私は高校1年の、小鳥遊 鈴(ﾀｶﾅｼ ｽｽﾞ)。



アニメとかで良くあるクラスで地味キャラでも中心的キャラでもない。



いわゆる普通に誰からも嫌われずに、そして平凡に過ごしている感じの者です。



そんなこんなで自分の教室が見えてきた。



「おはよー、真冬ー。」


「おはよ」



このいつも静かな子は、逢坂 のあ(ｵｳｻｶ ﾉｱ)



ひらがなで、のあ。私の前の席だ。



彼女も私と同じような存在である。



そのまま挨拶をしてから自分の席につく。



私の席は窓側、そして1番後ろ、という神席だ。



そのままHRを待っていれば、ガラガラ、と後ろから扉が開く音が鳴る。



「…眠い」



この人は譲葉 湊(ﾕｽﾞﾘﾊ ﾐﾅﾄ)君。良く小説やアニメでいるタラシであり、しかもクラス。いや学校中の女子から人気である人だ。



彼はそのまま自分の席に移動すれば席につく。


そして寝る。


いつも可愛らしい寝息が聞こえる。


これは隣の席限定である。



言ってなかったが、私の隣は譲葉君だ。嬉しい←。



そして今日も譲葉君はかっこいい。



流石モテ男だな。私はそう確信した。