春雷
2015年 クリスマス
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私は朝から車を走らせている。
霧のような雲が晴れて、
寒いながらも良い天気になりそうだ。
朝の気温は5度。車の窓に霜が降りるほどじゃない。冬本番の体慣らしのような気温だ。
夫は朝から出張で、高速で空港まで朝から送ってきた。
由乃ちゃんは友人達と夜行バスで大阪に行ってしまった。
クリスマスに一人とか、
そういうのはちっとも淋しい年齢ではない。
むしろ今日がクリスマスなんて、忘れていたくらいだ。
誰もいないなら
夕飯は一人で外食しようかな。
そうだ、近くにできたフランス料理とか。
(ハッ!‥ふ、フランス‥!)
フランスという単語に、
先日起こった悪夢のような出来事が思い浮かんだ。
私は朝から車を走らせている。
霧のような雲が晴れて、
寒いながらも良い天気になりそうだ。
朝の気温は5度。車の窓に霜が降りるほどじゃない。冬本番の体慣らしのような気温だ。
夫は朝から出張で、高速で空港まで朝から送ってきた。
由乃ちゃんは友人達と夜行バスで大阪に行ってしまった。
クリスマスに一人とか、
そういうのはちっとも淋しい年齢ではない。
むしろ今日がクリスマスなんて、忘れていたくらいだ。
誰もいないなら
夕飯は一人で外食しようかな。
そうだ、近くにできたフランス料理とか。
(ハッ!‥ふ、フランス‥!)
フランスという単語に、
先日起こった悪夢のような出来事が思い浮かんだ。