42歳 主婦 旦那様に片思い中【佳作受賞】
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今度は、ぐうたらな私の性格を利用する事にした。

休日の朝。

私はわざと寝坊をする。

「苑、朝だよ。ほら、そろそろ起きるよ。」

純ちゃんが娘を起こしにきた。

純ちゃんは、寝つきも良ければ、寝起きもいい。

純ちゃんが、娘の両手を握って引っ張り起こす。

娘はまだ寝ぼけてる。

「苑ちゃんだけ、ずるい。
苑ちゃん、お母さんも起こして。」

と娘に頼む。
寝ぼけた娘は当然起こしてくれない。

私は両手を挙げて、

「苑ちゃ〜ん」

と甘えた声を出す。

すると、純ちゃんが呆れ顔で来てくれた。
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