42歳 主婦 旦那様に片思い中【佳作受賞】
「ふふっ
咲笑、顔、赤いよ。
かわいい。」

純ちゃんにそんな事を言われるとどうしていいか分からなくなる。

純ちゃんは、私の服を脱がせると、手を引いてお風呂へと連れて行く。

「頭洗ってあげる。」

純ちゃんにそう言われて、ますます焦る。

「え? いいよ。自分でできる。」

私が言うと、

「俺が洗ってあげたいの。
はい、ここ座って。」

と純ちゃんが言うので、素直に従ってみる。

純ちゃんは優しく私の長い髪を洗ってくれた。

美容師さんじゃないから、全然上手じゃないんだけど、その手の優しさがとっても嬉しかった。

「じゃあ、今度は純ちゃんの頭を洗って
あげる。」

私が言うと、

「いいよ。咲笑が冷えちゃう。
冷え性なんだから、湯船に浸かってて。」

とお風呂に入らされてしまった。
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