42歳 主婦 旦那様に片思い中【佳作受賞】
純ちゃん、今日はどうしたんだろう?

純ちゃんが頭を洗い終わると、

「咲笑、背中洗ってあげる。
おいで。」

と呼ばれた。

「うん。」

私が純ちゃんの前に座ると、大きな手にボディソープの泡をいっぱいに乗せて優しく洗ってくれた。

だから、今度は私も純ちゃんの背中を洗ってあげる。

純ちゃんの背中、思ってたより、広い。

背中を洗い終わって、今度は自分の他の所を洗おうとしたら、純ちゃんの手が私の首に伸びてきた。

「きゃっ!
純ちゃん、くすぐったいよ。」

私がそう言っても、純ちゃんはお構いなしだ。

手は指を絡めるように洗い、腕から脇へ上がってくる。

足も指の間まで洗ってくれるから、くすぐったくて仕方ない。
< 60 / 92 >

この作品をシェア

pagetop