42歳 主婦 旦那様に片思い中【佳作受賞】
「咲笑?
何、言ってる?
咲笑の他に好きな人なんて、いるわけ
ないだろ?
俺、何か、誤解させるような事した?」
純ちゃんは、私を抱きしめる腕に力を込めた。
「だって!
純ちゃん、他に好きな人がいるから、筋トレ
始めたんでしょ?
苑も私にダイエットしろって言うし、
純ちゃんの浮気に気づいてるんでしょ?」
純ちゃんは、もう一度、私にキスをした。
「咲笑、かわいい。
そんな勘違いして、ひとりで悩んでたの?
咲笑がヤキモチ妬いてくれるなんて、
嬉しいよ。」
え? 勘違い?
私が、涙で潤んだ目で純ちゃんを見ると、純ちゃんは優しく微笑んで言った。
「咲笑、前に一緒にドラマ見てる時に言った
だろ?
私もあんな風にお姫様抱っこされてみたい
って。
俺が筋トレを始めたのは、他の誰でもない、
咲笑をお姫様抱っこするためだよ。」
「っ!!」
「苑は、俺が筋トレするより、咲笑が
ダイエットする方が早いって言ってたけど、
俺はそのままの咲笑を抱き上げてみせた
かったんだ。」
「嘘… 」
「こんな時に嘘言ってどうする?
俺が愛してるのは、今までも、これからも
咲笑だけだよ。」
純ちゃん…
私は、涙が止まらなくなった。
最初とは違う、嬉しい涙。
私、なんで純ちゃんを疑ったんだろう。
純ちゃんは、こんなにも私を思ってくれてるのに。
何の気なしに言った、些細な一言を叶えるために、何ヶ月も筋トレしてくれるぐらい、私の事を思ってくれてるのに。
私、純ちゃんのお嫁さんになれて、良かった。
何、言ってる?
咲笑の他に好きな人なんて、いるわけ
ないだろ?
俺、何か、誤解させるような事した?」
純ちゃんは、私を抱きしめる腕に力を込めた。
「だって!
純ちゃん、他に好きな人がいるから、筋トレ
始めたんでしょ?
苑も私にダイエットしろって言うし、
純ちゃんの浮気に気づいてるんでしょ?」
純ちゃんは、もう一度、私にキスをした。
「咲笑、かわいい。
そんな勘違いして、ひとりで悩んでたの?
咲笑がヤキモチ妬いてくれるなんて、
嬉しいよ。」
え? 勘違い?
私が、涙で潤んだ目で純ちゃんを見ると、純ちゃんは優しく微笑んで言った。
「咲笑、前に一緒にドラマ見てる時に言った
だろ?
私もあんな風にお姫様抱っこされてみたい
って。
俺が筋トレを始めたのは、他の誰でもない、
咲笑をお姫様抱っこするためだよ。」
「っ!!」
「苑は、俺が筋トレするより、咲笑が
ダイエットする方が早いって言ってたけど、
俺はそのままの咲笑を抱き上げてみせた
かったんだ。」
「嘘… 」
「こんな時に嘘言ってどうする?
俺が愛してるのは、今までも、これからも
咲笑だけだよ。」
純ちゃん…
私は、涙が止まらなくなった。
最初とは違う、嬉しい涙。
私、なんで純ちゃんを疑ったんだろう。
純ちゃんは、こんなにも私を思ってくれてるのに。
何の気なしに言った、些細な一言を叶えるために、何ヶ月も筋トレしてくれるぐらい、私の事を思ってくれてるのに。
私、純ちゃんのお嫁さんになれて、良かった。