姫は王子に恋するんです。
「好き。だから。お願い・・・。後少しでいいの。貴方の命が尽きるまで私は貴方と生きたい・・・。」

「葉由・・・。」

「カット!姫乃ちゃん完璧だよ!」

「ありがとうございます!」

ニコッと笑う姿に全員が見惚れる。

「はい。コーヒー。」

「ありがとー。」

マネージャーから貰ったコーヒー。

もちろんお気に入りのコーヒーです。

「ねぇ。どう?」

「演技?もうちょいいけんじゃないの?声震える様にしたほうがいいかな。」

「うーん・・・。分かった。」

「あ。後さ。最近調子悪そうね。」

「大したことないない。平気。」

「気を付けてね。」
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