愛してほしい
辛い
「ただいま
大宮先輩…?」

出掛けたのかな?

ガチャ

パタン


部屋に入るとソファーで眠る晴斗の姿が…

「はると…」

はると

はると

はると


「いつまで私のことを忘れたままなの?
まだ思い出せないの?」

「いつ思い出してくれる?
素直になるから思い出してよ…。はると」

チュッ

久しぶりにきちんと見た晴斗の顔

気づくと私は晴斗にキスをしていた

すると、バッ!と晴斗が起き上がった

「おい!!いま、お前何した?」

晴斗は私が見た事のないほどの怒った顔をしてる

「ふふふっ
ごめんなさい。ちょっとイタズラを…」

「ふざけんなよ!だから女は嫌いなんだ!!」

咄嗟についた嘘に晴斗は怒って部屋を出ていってしまった

私も自室に戻ったが、その瞬間涙が止まらなかった

「お願い、早く戻ってよ…」
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