同期以上、彼氏未満
木曜日まで、のらりくらりと仕事をこなし。
木曜の夜になってようやく、出張の支度をした。
昴に誘われて、自腹で一泊延長してビジネスホテルを予約した。
っていうか、昴が予約してくれたんだけど。
懐かしい新潟を満喫するには、仕事のない時間が欲しかったから。
金曜は一日仕事をして、夜は宴会で、土曜の午前中ミーティングをして、本当ならお昼を食べて解散なんだけど、昴と私だけもう一泊して、土曜の午後から日曜の夕方まで新潟で過ごす予定になった。
金曜は、朝からとてもいい天気だった。
新潟駅に着いた時からもう懐かしくて、少し涙腺がゆるんだくらいだった。
部長と課長も同行したから緊張したけど、小さな失敗をしつつもなんとかスケジュールをこなした。
宴会はとても盛り上がり、昴も私も新潟で一年間一緒に働いた同僚と楽しんだ。
「俺、浦野と杉森はつきあってんのかと思ってたよ」
「先輩もそう思ってはるで、な、メグ」
「な、って何よ。
つきあうなんてあり得ないですよ」
「なんかさ、二人は空気感が似てるっつうか、お似合いなんだよな」
「先輩もっと言うてくださいよ、そしたらメグもその気になるかもしれへんので」
「ならないってば!」
木曜の夜になってようやく、出張の支度をした。
昴に誘われて、自腹で一泊延長してビジネスホテルを予約した。
っていうか、昴が予約してくれたんだけど。
懐かしい新潟を満喫するには、仕事のない時間が欲しかったから。
金曜は一日仕事をして、夜は宴会で、土曜の午前中ミーティングをして、本当ならお昼を食べて解散なんだけど、昴と私だけもう一泊して、土曜の午後から日曜の夕方まで新潟で過ごす予定になった。
金曜は、朝からとてもいい天気だった。
新潟駅に着いた時からもう懐かしくて、少し涙腺がゆるんだくらいだった。
部長と課長も同行したから緊張したけど、小さな失敗をしつつもなんとかスケジュールをこなした。
宴会はとても盛り上がり、昴も私も新潟で一年間一緒に働いた同僚と楽しんだ。
「俺、浦野と杉森はつきあってんのかと思ってたよ」
「先輩もそう思ってはるで、な、メグ」
「な、って何よ。
つきあうなんてあり得ないですよ」
「なんかさ、二人は空気感が似てるっつうか、お似合いなんだよな」
「先輩もっと言うてくださいよ、そしたらメグもその気になるかもしれへんので」
「ならないってば!」