自殺部屋
?『わかりました。
では、現実へと転送します。』

私「!」

?『梓さん、それでは、サヨウナラ』

私は光に包まれた。

最後に見た彼の瞳は、優しそうに、悲しそうに輝いた。

結局彼がなんだったのかはわからない。

私が現実に着く頃にはきっと彼のことも忘れている。

でも

そうか

彼は

また一人なのか

ずっと
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