倉島菜々子は初恋未満?
「お待たせ!」

ゆうくんはすこしふてくされていた。



「いや全然?」

私達は歩き出した。



「昨日さ、駅でイケメンに助けてもらったのー!」



「へぇ? ハーフの人?」




「そう、あの人助けてくれたの!
いやもうびっくりしたわ! 助かったし!」



我ながら恥ずかしい話だなあとおもう。



「いや美少年だったわー!」









「……よかった、ね」
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