自分の成したコト
「先生のケチ。考えてもみてよ、もし占いで俺が良い生活をしてたらちょっとは頑張ろうかなってやる気出すと思わない?」
「思わんな。お主の場合それに甘んじてだらけそうだ。」
「えー、せんせーい」
「よいか、シムラよ。もし占いで見た未来が良い結果だったなら、それはお主が頑張った結果なのだ。良くも悪くも、未来とは全てお主が選んだ結果なのだ。」
俺が選んだ結果…
これまで、先生の教えは俺の中の足りない何かを埋めていくように全て吸収してきた。
でも、これだけは俺の中に埋まらない。
「なら先生。俺が今、下民として迫害されてるのも俺が選んだ結果ですか?」
「………」
「違いますよね?先代の大統領が、下民が迫害される元となった階級制度を作ったからですよね?」
「………」
「俺、何で下民に産まれたんでしょう…前世に何か悪いことをしたからですか?」
「………」
頭の良い先生でも俺の質問には口を閉ざしている。
「何かの結果なんですか?罰なんですか?」
「お主はー」
先生が口を開いたと同時に、突然耳をつんざく様な爆発音が轟いた。
そして、それが何なのか考える間もなく俺の体が吹き飛ばされた。
「思わんな。お主の場合それに甘んじてだらけそうだ。」
「えー、せんせーい」
「よいか、シムラよ。もし占いで見た未来が良い結果だったなら、それはお主が頑張った結果なのだ。良くも悪くも、未来とは全てお主が選んだ結果なのだ。」
俺が選んだ結果…
これまで、先生の教えは俺の中の足りない何かを埋めていくように全て吸収してきた。
でも、これだけは俺の中に埋まらない。
「なら先生。俺が今、下民として迫害されてるのも俺が選んだ結果ですか?」
「………」
「違いますよね?先代の大統領が、下民が迫害される元となった階級制度を作ったからですよね?」
「………」
「俺、何で下民に産まれたんでしょう…前世に何か悪いことをしたからですか?」
「………」
頭の良い先生でも俺の質問には口を閉ざしている。
「何かの結果なんですか?罰なんですか?」
「お主はー」
先生が口を開いたと同時に、突然耳をつんざく様な爆発音が轟いた。
そして、それが何なのか考える間もなく俺の体が吹き飛ばされた。