男性恐怖症




「わーん!!やだ~
キャー!!!!イヤー」



『はは、お嬢ちゃんちょっと
静かにしててね~』



そういうと男は少女の下着に
手をかけた………



――――ガチャガチャ



「ただいま~」



少女の母が帰ってきた



『な……』



「お母さ~ん!!!」



少女は泣き泣き精一杯
叫んだ……



「麻子~?どうし……
キャーッッ!!!」



母は自分の娘の姿を見て
叫んだ………



『うっせーなババア!
どけっ!!』



男はそういって母を押し
玄関から逃げていった………



「麻子!!大丈夫?
今警察呼ぶからね……」



そう言って足の縄をほどき、
警察に連絡した―――



《………はぁ……
また…………この夢を…
…最後まで………》



――――この麻子が見た夢は
麻子が小学1年生の頃に実際に
体験した出来事………
このせいで麻子は男性恐怖症に
なったのだった………


―――――このあと、
犯人は警察に捕まったらしいが
麻子が男性恐怖症になったため
母は父と別れなければ
ならなかった………


< 27 / 47 >

この作品をシェア

pagetop