男性恐怖症
そして俺は麻子ちゃんに
出会った……
すごい可愛い子で一目惚れ
だった………
さすがに会ったその日に告白は
ためらいがあったから
アド聞くだけにしたけど……
龍二と麻子ちゃんは
いつのまにかお笑いコンビ
みたいに仲良く(?)なってて…
だから急いで告った……
龍二は俺の気持
わかってただろうな…
あいつはいつも俺のこと理解
してくれてたから……
「ちょっと健司!?」
「え……あ、ゴメ……ぁ」
いつの間にきたのか
麻子ちゃんが俺らの近くに
きていた……
「あ、麻子~…あれ龍二は?」
「エロ男はあとでくる!
それより健司ちゃん!!
ちょっときて……」
そう言って麻子ちゃんは
俺を引っ張って走りだした
「…え?麻子ちゃん?」
「ごめんなさい……ちょっと
話したいとことがあって……」
麻子ちゃんが足をとめ
申し訳なさそうな
顔でこっちを見る………
―――なんだか嫌な予感がした
もしかして………麻子ちゃんも
龍二のこと………
「あのね……やっぱり私、
健司ちゃんと付き合うことは
できない………」
―――――付き合うこと
はできない?
ほらきた………
またこのパターン……
俺……今回は結構本気だった
のに………
「………なんで…?」