男性恐怖症
高校で初めての友達……
なんだか嬉しくて
言葉がでないよぉ~
「麻子、教室行こっか★」
「う…ぅん!!!」
私はずっと真理に見惚れながら
一緒に教室に行った
真理は本当に美人…
私なんか一緒にいたら
月とスッポンかも―――
教室につくとたくさんの
人がいた………
この人たちが…同じクラス……
思いの外男子がかなりいて
ちょっと焦る……
「あ、健司じゃんっ★
同じクラスなんだねぇ~」
真理が男に話しかけた…
「おぅ、真理じゃん。
同じクラスなのか~
ん?横の子は誰?」
………今すぐ逃げたい…
でも今逃げたら…真理に…
嫌われちゃうかも……
「あ、この子はね~麻子って
いってぁたしの友達★」
真理ったら私のこと
紹介してるよ――
あぁ………やだぁ……
「へえ、麻子ちゃんって
言うんだ~可愛いね~
ヨロシクね。」
カ…ワ…イ…イ…?
ヨ…ロ…シ…ク…?
すごぃ気持ち悪い………
なんて軽い男なの……
このままここにいたら
吐きそう――――
「ま…真理…
私トイレ行ってくるね……」
そう一言だけ言って
ダッシュした
真理が私もついていくよ
って遠くの方で言ってたけど
もう無理…………
私はトイレにかけこんだ――
気持ち悪い…気持ち悪い…
男なんか……大嫌い……