ただひとつの恋。




「それじゃあ行きます!また来年。
 ・・・いや、私もあの人に内緒で会いに来ますね。
 たくさん語り合いましょう。それじゃあ。」


そういって、あなたのもとへ走っていった彼女。





涙が止まらなかった。




あなたのことをこんなにも思ってくれて、その上私のことまで大切にしてくれる。


憎まれていいはずなのに。



私のことまで、大好きだと言ってくれた。




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