叙事詩レイヴァルド〜解〜

文明

ニナム暦より急速に文明が加速し、機械文明が栄える。


そしてニナム暦3352年に起きた大戦、魔女大戦から再び文明が大きく動き出し、ルーンと機械が融合し始めた。


ちなみに、ニナム暦の魔女大戦に関しては叙事詩第3章第2節で語られる。


ルーン・機械文明が発達し、世界一の文明国家に昇りつめたのが、北のレセンバル大陸東の島にある国家・メガロエンベス。メガロエンベスが存在するからこそ、世界のルーン・機械文明が保たれていると言っても過言ではない。文明の最先端を走る国家を追おうと、ルグラン帝国やレヴァンティーン共和国などの二大国家が日々研究を続けている。


レイヴァルト第4章の舞台であるカルサリア暦には、ルーン・機械文明を主とする国家を先進国と、ルーンのみを生活の主流としている国家を魔法国家と称する。この2つの間に優劣・上下の関係は存在することは無く、各国の伝統と歴史、文化を重んじた独自の文明を元に世界各国が多種多様に共存している。


世界を代表する魔法国家として、ヨーツンヘイム王国が挙げられる。この国は主に魔法を主とした生活を柱とする国家で、機械に依存することは殆ど無い。


逆に機械のみで生活を送る国家は存在せず、些細なところで必ず魔法を必要とする問題や事態に見舞われる。だからこそ、魔女以外の一般人が普通の日常を送れる様に、ルーンを負荷した機械を用いた文明が栄えているのだ。
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