ばいばい、またね。
それから玲音くんは一方的に私を避け始めた。


話しかけても口を開くどころか目さえ合わせてくれなかった。


私たちの急な様子の変化に友達から言われた。


「二人とも喧嘩でもしたの?」


喧嘩…ならまだ何倍もマシだよ。


でも…



「嫌いだ。」


玲音くんの口からはっきり聞いた以上これ以上自分の気持ちに踏み込むことは出来なかった。
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