ばいばい、またね。
そんなある日の昼休み。


いつものように私と蘭ちゃんはお昼ご飯をたべに食堂にむかっている時だった。


「好きです。付き合って下さい…。」


そんな女の子の震えた声がかすかに聞こえた。

私達は興味本位で声のした方へ目を向ける。



見覚えのある背中に胸が大きく音を立てた。


後ろ姿でもすぐに分かる。


私の…大好きな人の背中。玲音くん。
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