好意と恋

仲間

昨日、優愛ちゃんと連絡先を交換して帰った。
まだ少ししか話してないけど
すごくいい子なのが分かった。
なにより、優愛ちゃんと私は同じものが好きだった。
共通の趣味と言うこともあり、すぐに打ち解けた。


そもそも私の学年は一クラスに
女子が六人しかいない。
だからか、『みんなで仲良く』という考えが
根ずいている。
まぁ...当たり前だとは思うけど。
私は大人数、奇数が苦手だから
あんまり『みんなで一緒に行動』というのは
好きになれなかった。
だからといって反発、決別する
なんて事はしないけど。
揉め事は極力起こさないように、
巻き込まれないように。
誰しもそう考えるはず。私だってそうだ。

とにかく、平穏な日々を過ごそう。
みんなと仲良くして、それなりの日々を過ごそう。
基本的に私は狭く深くという考えだから、
広く浅くという考えは好きじゃないけど
クラスでは広く浅くが好ましいと思った。
クラスメイトに「話しやすい」と、
思ってもらえればいいかな。

初めから暗くてコミュ障発揮してたら
クラスにいつまで経っても馴染めないから。
いつも通りに、今まで通り。
嘘偽りのない、そのままの私でいよう。





そうして、一ヶ月が過ぎた。
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