青の瞳に映るのはーー
「廉、誤解すんなよ」
「何がだよ、何梓のこと抱き締めてんだよ。
お前は、美心ちゃん好きなんだろうが⁉」
ほら、やっぱり誤解してる。
「あのさ、脚立から落ちた藤を助けただけだよ。廉だって、同じ状況になれば助けるろ。
それなら、どうして自分が、したい言えば良いのになんでしなかった?」
「…………っ。」
廉は拳を握りしめた。
「行けばよかった。
梓にあんな顔させて、見たくなかった」
あんな顔??
さっきの、赤い顔の藤か。
確かに普段の藤からは想像出来ないぐらいだった。
好きとかじゃないけど、素直に"可愛い"と、思った。
「何がだよ、何梓のこと抱き締めてんだよ。
お前は、美心ちゃん好きなんだろうが⁉」
ほら、やっぱり誤解してる。
「あのさ、脚立から落ちた藤を助けただけだよ。廉だって、同じ状況になれば助けるろ。
それなら、どうして自分が、したい言えば良いのになんでしなかった?」
「…………っ。」
廉は拳を握りしめた。
「行けばよかった。
梓にあんな顔させて、見たくなかった」
あんな顔??
さっきの、赤い顔の藤か。
確かに普段の藤からは想像出来ないぐらいだった。
好きとかじゃないけど、素直に"可愛い"と、思った。