青の瞳に映るのはーー
部屋で、準備万端で戻ると、洗い物は終えてある。
ソファに横たわる美心がいた。

「マジか………」


「どうする?」

寝てる………。
無防備に、素足を促して寝ている美心。
男二人いるのに、もう少し危機感持って貰いたいよ。

「「……………抱く?」」

抱っこして部屋連れてくしかない。
美心一人ぐらい、軽々抱っこ出来るけど……
その後の理性がな………。

「青が悩むなら、俺が連れてくよ」

真也が、美心を抱き上げた。

「軽いわ、じゃあドア開けといて」

君が、真也の腕の中にいるのを少し妬く俺がいた。
「青くん、何。
睨むなよ」

いや、睨んでない。

睨んでないけどーーやっぱり嫌だ。

君が、真也に抱かれているのが……。

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