青の瞳に映るのはーー
俺とクラスが、一緒な美心は教室に向かっていた。

急に足を止めた美心を、不思議に思った。


「どうした?」

「保健室で休みたいな。
青くん、先生に伝えてくれる?
私は、大丈夫だからーー」


「保健室まで、送るよ」

そんな、消え入りそうな表情で言われて大丈夫、と言われてもーー。

「いいの、平気なの!!

あ、ゴメンね。

一緒に来てくれる?」


「当たり前。
行くよ」


君の手を引いて歩いた。


保健室までの、少しの間ーー

君と手を繋いで歩いた。


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