青の瞳に映るのはーー

文化祭当日。

……文化祭当日……

「舞原はどんな感じだった?」

「何も知らないらしく、笑顔だったぞ」

笑顔ねぇ、それはそれで怪しいけどな。

なんか、舞原は舞原で裏ありそうだけど。

俺は、翼達と落ち合い、学校へ向かっていた。

「お姫様の迎えは?」
お姫様って、美心だよな。
「今日は、聖に任せてある。」

クスリ、と意味ありげに笑う翼に、なんだ?、と声をあげた。

「お姫様が大切なんだな、って。
あの美心って子に熱あげすぎなの分かってな」

「バカにしてる?」

「いや、分かるから………俺も、もう手に入らないから。華恋は、晃のだから……」

なんか…………こいつも色々あるんだな。
悩み無さそうなのに……。

「今、失礼なこと思わなかった?」

バレてる…………思考を!!

「いや、それより早く行こうぜ」

俺達は足早に、学校へ向かっていた。











「あれが、雷の仲間か。
雷龍には、罪はない。
いらないのは、あの子だけーーー」












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