青の瞳に映るのはーー
いつだって君を、想ってた。

工藤勇気が現れてから、俺の心は引き裂かれそうだ。

あいつが、変なことを言うから……


"身を引く愛は、愛じゃない"ーーー。


なんか、そうかも知れないと思った。


あいつにキスされた唇に、嫉妬した。

「………っ美心」

「やあ、やだ‼

止めて、青くん!!」


泣いてる君を、ベットに押し倒しキスをした。

逃げようと、身をよじる君を、押さえ付けた。


「黙ってよ」

君に口付けたら、体を震わせ泣いている美心。











「なにしてんだよ、青」







低い声が、聞こえて振り向けば………








「雷…………」





ヤバイことなのは、わかる。


総長の姫に、手を出したんだ。


カツンカツン。


雷の靴の音は、静かに室内を歩きまわる。


冷静な靴の音は、静かに俺と泣いてる美心の側に来た。


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