青の瞳に映るのはーー
「廉‼あ、おはよっ。
文化祭楽しみだね」

いつもの笑顔。

何、その格好。

「………………似合わないよね」


梓の泣きそうな声が、聞こえた。


「似合うよ、可愛いよ。
でも、、見せたくねー。

誰にも、見せたくねー。」


「えっ?それは、どう言う意味??」


少し不安げに俺を見上げた梓の目は、少し潤んでる。



「俺以外に見せたくねー。
だって梓、可愛すぎ」

「……………廉。

好きっ」




「お前ら、教室前でいちゃつくなよ」

飽きられた様な真也の声が聞こえた。
そばに美心がいた。



「あれ、みんな居たの?美心…………?」
俺は、迷いなく声をかけた。
だけどーーーー


「うん、あれ?どうかした?」

固まる俺。
メイド服は一度見てる筈なのに、、


「変かな?
ちょっと今日は髪型も、変えてみたよ‼」

長い髪を、緩く巻いた美心。髪は、ふんわりしてて、可愛い。


「お帰りなさいませ、ご主人様っ」

そう言い君は、笑う。



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