青の瞳に映るのはーー
「あれさあ、華恋がいるなんてことないよな?」

翼が呟いた。

「いや、まさかーーー、でもなあ男ぶっ飛ばす女と言えば、華恋しか浮かばないんだけど」


普通の女子は、男ぶっ飛ばすわけないし。

「美心、華恋来てるよな?」

翼、あんまり美心に威嚇した目向けるな。

「し、知らないよ。」

うわっ、動揺してる。
絶対、知ってるよ。

「華恋、いるんだろ!?」

うるっ………。

「!?翼、ちょっとたんまっ美心っ」

俺は、美心を抱き締めた。

「美心、これは大切なことなんだよ。
いるんだろう?」




「うん、いるよ…………翼くん、嫌い……グスン」



「わ、悪かったよ。
ついな、悪い」

翼は頭をかいた。

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