青の瞳に映るのはーー
「雷…………。
やっぱり雷はーーー「はい、えっと続きまして、他校からエントリーです。
西道晃くん&舞原華恋さんどうぞ」


こんな時まで、続くこのコンテストに少しばかり嫌気が差していた。

誰かが傷ついても、コンテストを続ける価値があるのか、迷っていた。


「俺、一抜けるわ。

なんか、白けた。泣いてる子がいるのに、この場にいる空気じゃねーな」

翼………。


「私も、、探しに行きたい‼」

続いて、舞原が壇上から下りた。


「やれやれ、行きますか」

晃は、頭を掻きながら壇上を下りた。


「ちょっとちょっと、困りますよ。
あ、目黒くんは逃げないでくださいよ‼
このコンテストの、大目玉ですからね‼」

キノコの頭をした、メガネが叫んだ。
逃げられる空気じゃなくなった。

美心も、困ったように見上げた。

本当なら、この時ーーーこの瞬間………。
無理矢理にでも、美心を連れ出して居れば良かったんだ。


「では、今日の大目玉は………目黒青くん&早川美心さんです‼告白タイムでは、20人の方が居ます‼」

20人!?
参ったな、抜けられそうにないわ。

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